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ご報告
category: びょーきのこと | author: 豆ずきん作家 mame
 今日は、クリスマス。

サンタさんが忙しく駆け回った後の朝。
とっても寒いけれど、
優しい冬の光とツンと冷たい空気が
心にきゅんと染み渡り・・・あぁ、幸せ。


昨日、
病院から一時帰宅が許され、
久しぶりの我が家です。
主治医の先生からの最高のクリスマスプレゼント。
ありがとう、K田先生。



ご挨拶が遅れました。
大変ご無沙汰しております。
只今休業中の豆ずきん作家です。
現在の生活の場は、
左京区の自宅兼アトリエから、
京都のど真ん中にある大きな病院になっております。
簡単に言えば、

「入院中」



HPで休業をお伝えしてから、
約3週間が過ぎました。
私にとってはあっという間の3週間でした。
そのくせ、
2010年が残りわずかなんて感覚は、
今の私には欠片もございません。
病院というところは、本当に季節感が無くて寂しい。
気づけば時間だけが流れて・・・そんな感じです。

そして、
病人というのも、
暇のようで忙しく、
忙しいようで暇で、
そんでもって、
今までとは全く違う規則正しい生活が、
(朝7:00起床 朝食:8:00 昼食12:00 夕食18:00 夜22:00消灯)
より時間の感覚を早めているような気もします。
上記のスケジュール・・・元気な時にはありえなかった。
しかし、これにはすっかり慣れました。
そして、いいことなのでこれからも続けようと思います。
さらば、夜型人間。



さ、て・・・・・。

前置きが長くなりました。



突然の休業宣言に、
お客様からもたくさんの励ましのお声を頂戴し、
ありがたい限りです。
本当に有難うございます。
そして、ご心配をお掛けして申し訳ございません・・・。
豆ずきんも作れずでごめんなさい。
そんな暖かいお便りに、
お一人お一人にお返事を差し上げられず、
ずっと心苦しく思ってました。


「病気」
という、私個人の出来事を
豆ずきんのお客様に伝えるのはどうかなぁ・・・と思っていたのですが、
『豆ずきんが作れない豆ずきん作家』
の役立たずな私に対して、

「ゆっくり休んでください」
「今までがんばりすぎたんですよー」
「まずは体のことが一番です」

などなど、
私自身の体のことを案じて下さっていることをひしひしと感じ、
プライベートなことだから、と言わずにいることが、
なんだかとても不自然に思えてきました。

豆ずきんがいて、
豆親さんがいて、
私がいる。

お会いしたことが無くても、お友達じゃなくても、
豆ずきんでつながった、このご縁。
大切にしたい・・・。


もともとここのブログもほぼ私的ブログでしたから。

「豆ずきんのことはわからないけど、ブログおもしろいね」

とお便りをもらったこともあるくらいですからね(笑)。

そして、私はやっぱり何かを伝えるということが好きらしいです。
自分のことを隠すのは好きじゃない。
いいところも駄目なところもさらけ出してなんぼ、です。
(ま・・・たま〜に隠したいこともありますけどね 笑)


なので、
書こうと思います。

今の私を。


別に人気タレントでもなんでもないですけど(笑)
しがない発信者の一人として、
お伝えしておきたい。



いつものように長いので(笑)、
読みたい方だけ読んでくだされば結構です。




************************************************************


「なんか足痛いなぁ・・・・」

と感じたのが、11月中旬。
その前に珍しく高熱がでて、
風邪特有の節々の痛みに
一晩うんうん唸っていたのですが、
熱が引いた後もなんだか左足だけが痛い・・・。
腰も痛くなってきて、
近所の個人医院へ行くと、

「坐骨神経痛やね」

とおじいちゃん先生に言われました。

もちろん、心当たりはアリアリです。
一日中座り仕事だし、
運動嫌いだし、疲れるとすぐ腰痛くなるし。

職業病やなぁ〜と半ば諦めつつも、
クリスマスシーズンに向けて忙しくなる前、
なんとか少しでも楽になっとかなきゃと、
神経痛には鍼がいいと聞き、
友人に鍼灸の先生を教えてもらって、
何度か通いはじめました。
とってもよい先生で、
施術中は体の痛みも楽になるんだけれど、
それも束のまで、家に帰ると痛む・・・。
というか、日々痛みは強まり、
夜も寝られぬほど痛む日が出てきて、
こりゃおかしい・・・と、
今度は少し大きい病院の整形外科へ。

レントゲン撮ったりCT撮ったり。

検査の結果を聞く日の外来担当の先生が、
名医で人気なんだと看護士さんから聞いて、
こりゃラッキーと思ったのですが、
行ってみたら緊急手術が入って、
急遽院長先生に診てもらうことになりました。

「立派な椎間板ヘルニアやね」

・・・・・ガックシ。

うすうす予想はしていたので、やっぱりかという気持ちと、
あ〜こりゃこれから厄介だなぁ〜という気持ちで
肩をおとしていたのですが、
実はその頃、その落とした(笑)肩にも痛みがあって、
手にも痺れがでてきていました。
そのことを先生に伝えると

「それは・・・腰とは関係ないなぁ・・・一応調べとこか」

と、今度は肩のレントゲン&CTを。

で、写真が出来上がると同時に名医の先生が戻ってきて、
写真を見て開口一番

「これは椎間板ヘルニアじゃない」

へ?
・・・ほんの40~50分前、ヘルニアって言われたんですけど・・・。

腰のところに何かの影がある。
過去の病歴もあるから、
明日にでも大きな病院へ行ったほうがいい、との事。
すぐに紹介状を書いてくださいました。

今から思うと、
この時が私の運命の分かれ道だったと言っても過言ではありません。
あの時、緊急手術が長引いていれば。
椎間板ヘルニアだと思い込んで帰っていたら。
人生に「たられば」は無いけれど、
ちょっと想像するだけで、ゾッとしますわ。


なんだか、狐につままれたような気分のまま、
次の日からは、検査検査検査の日々。
この時の私は不安というよりも、
とにかくこの痛みの原因を知りたいのと、
痛みから開放されたい!の一心。
毎晩、痛みで寝られず、
気を紛らすために、夜中に何十回もお風呂に入って温まってました・・・。


「もう我慢の限界!!」

と、病院に連絡し入院させてもらうことに。
ちょうどその日に大きな検査の結果もわかるということで、
病院へ向かいました。


先生から告げられた病名は、



『悪性リンパ腫』



血液の癌と言われる病気です。
そして、以前ブログでも書いた通り、
まさかまさかの25年目にしての再発でした・・・。


ドラマのような、
ショックで呆然・・・とか、
悲観して号泣、
とかそんなんじゃなくて、
ただ、
ぽかん、

としてしまいました。


再発もまさかですが、
それよりも信じられないと思わせたのは、
実は今年9月に体調を崩したときに
体中をしっかり検査してたのです。
その時、もちろん癌などおりませんでした。
(腫瘍マーカーは陰性でした)

たった2ヶ月で、
癌って出来るんや・・・。

その事にただただ、びっくりしていました。



先生の説明を聞きながら、
考えてみる。

自分の年齢、進行の早さ、
何よりこの体の痛み・・・。

「あ、終わりかな、アタシ」

妙に冷静に、ほんの一瞬、頭をよぎりました。


この頃、私の右手は
指先が若干動く程度で、
全く使い物になりませんでした。
もちろん、針と糸を持つこともできませんでした。
首にある腫瘍が神経を圧迫していたようです。

神経が生きているか死んでいるかは、
動くかどうかでしか判断できないそうです。
入院後、
整形外科を受診した時に先生から言われました。

「動かなくなっていたら、神経が死んでる可能性が高い。
死んだ神経は生き返らない。
けどもし、少しでも動いているならがんばって動かしたほうがいい」


一瞬、クラッとしました。
妙な話、病名を告げられた時よりも、
打撃は大きかった。

「右手、使えなくなるんか・・・」

仕事はもう出来なくなる。
豆ずきん作家、廃業。
生きていられるならば、何でもいい!
と心で思っていても、
やはり自分の天職を奪われるという事実に、
一人待合室で
つつつ・・・と涙が知らぬ間に流れていました。



なんだかわけがわかっているのか
わからないのかわからない状態で(苦笑)、
とりあえず、仕事先と親しい友人には連絡しなくちゃ・・・と、
メールをしました。
風邪時代、坐骨神経痛時代(笑)と
ずっと心配させていたオチ(結果)が
こんなでっかい病気で、
はぁ〜申し訳ないわい。
ますます心配させてしまうなぁ〜みんなゴメン。
そんな気持ちで。


みんなからはすぐに返事が返ってきました。
そのどれもが、とても前向きなメールでした。
みんな明るい。
絶対治る!と言ってくれます。
さっそく病院へ駆けつけてきてくれた友達も
たくさんいました。
誰もが笑顔で病気が治ることを
絶対信じている!
大丈夫!テルヨなら心配ない!!
と、力強く声を掛けてくれました。


人を想う気持ちや言葉の力を
身をもって感じました。
すごいです・・・ほんと。


私は、泣いてばかりいました。


・・・感動して。

みんなの暖かく深い愛情がぐいぐい入ってくる。
ああ、こんなにも私は愛されていたのか・・・・。
ありがたくって感謝しか湧いてこない。
私は本当に恵まれている。
なぜなら、こんなにも愛に溢れた人たちが
そばにいてくれているんだからっ!!
そのことを病気になって改めて感じさせてくれました。


病名を聞いたときによぎった不安は、
すっかり消え去っていました。
それよりも、
何が何でも元気になる!!
という気持ちでいっぱいになりました。

なんてったって、
最高の友達を持っていますからね。
最高の友達を悲しませるなんて、
最低の人間だわっ!
何が何でも元気になって、
このたくさんの想いに応えなくては!!!
そう思わせてくれるみんなの愛の力に、
また涙が出てきて・・・。

病気をしてこんなに嬉し涙を流す人なんて、
他にいるんだろうか?
私は本当に幸せ者だと、
ひしと実感しました。

病気になって幸せ者なんて、
なんか妙な表現ですけどね(笑)



悲観しようと思えばいくらでも出来る。
けれど、悲観したからといって何も変わらない。

私は癌になった。
なぜなったかなんてわからないし、
考えても仕方が無い。
癌になったから、
治す。
それだけ。

そして、全てを委ねてみようと思いました。
心も体も、
全てを、全てに。

そう思うととても楽になりました。
当然、私一人の力では、
病気は絶対に治せません。
家族、病院の先生、看護士さん、気功の先生etc・・・。
全ての人の支えがあるからこそ、今生きていられる。
ならば、愛する全てを信じて委ねよう。

私に出来ることは、
感謝の心、いいイメージ、笑顔。
そして、日々感じた「今」をちゃんと見つめて、
一日一日を生きること。
辛いときは辛いという。
痛いときは痛いという。
笑いたいときに笑い、
泣きたいときに泣く。
ご飯を食べて、
お薬飲んで、
毎食後歯を磨いて、
しっかり寝る。
ただ、それだけをサボらずやりきること。
これが今の私のお仕事です。


そんな風にたくさんの愛情を受けながら、
病院で過ごした3週間。
その中で一番の奇跡は、
右手が動き出したことです!!!

半ば諦めかけていた右手。
本気で、
「病気治ったら、何の仕事しよかな・・・」
と考えていました。

しかし!右手は動いてくれた!!

そして、その動き出した手で
また豆ずきんを作りたい!作ろう!!と
思わせてくれたのは、
他でもない、豆親さんからのお手紙でした。

正直、豆ずきんのことはすっかり頭から離れていました。
病気を治すことだけに集中しようと思っていたからです。

けれど、私には豆ずきんを待っている人がいる。
それは、手が動き出したと同時に、
希望となってよみがえりました。

豆ずきんのことを忘れそうになっていた自分に
こらー!とムチを打ち、
病室のベッドに豆ずきんを飾り、
コツコツリハビリをしています。
まだ、波縫いしかできません。
まじまじと自分が作った豆ずきんの顔刺繍をみて、

「細かいな〜!」

と自分自身に感心してます(笑)



完全復帰までまだまだ道のりは長そうですが、
絶対に豆ずきん作家として復活するのだ!
と心に誓ってがんばります。

どうか気長に待っててやってくださいね。
そして、生まれ変わった豆ずきんにも乞うご期待。


年が明けて、
暖かくなった頃・・・。
新緑の中、
ひょっこりどこかでみなさんにお会いできることを楽しみに・・・。


********************************************************


昨日のクリスマスイブは、
母の誕生日でもあり、
家族全員で、
本当に暖かなクリスマス&バースディパーティーを過ごしました。

母へのプレゼントには、
サンタclothカードを。

こんな状態で何にも出来ないや・・・と思っていたけれど、
ハッとカードのキットを買っていたことを思い出し、
姉頼んでにこっそり病室へ持ってきてもって、
内緒で作りました。

毎日せっせと病院へ来てくれる母へ。
へたくそでたいした装飾も出来なかったけど、
こんなにも心を込めて母にプレゼントを作ったのは、
子供の頃以来じゃないでしょうか。





いかがでしょう?
63の文字は、母が63歳になるので入れました。
ツリーに使った生地が可愛かったので、
予想よりもいい感じの雰囲気にしあがり、ホクホク♪


これまたプレゼント渡すときに、
私の方が感極まって泣いてましたな(笑)
たはは・・・すっかり涙腺が弱っている豆作家です。


36年の人生の中で、
最高のクリスマス。
一生忘れないでしょう。


来年も、また最高のクリスマスにしたいですね。
なぁんて、来年の話したら鬼が笑うか(笑)

鬼でもなんでも笑えばいいさっ♪
笑う門には福来る!


また笑顔でこのブログに帰ってきますね。
それまでしばしのお別れ・・・・。


Merry Christmas&Happy new year!!!






























 


















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