人と関わる。
自分が見える。
全ては鏡のようだ。
そのままのときもあり、
反面のときもある。
人はだいたい素晴らしい。
それぞれがそれぞれの場所で
自分なりに生きている。
生きていること自体で、
まず素晴らしい。
けれど、
人と関わることによって、
傷つけられたり、
迷惑をかけられたり、
怒ったり悲しんだりさびしくなったり、
言葉で表現できないような、
なんともいえぬ嫌な気分にさせられたりもする。
けど、それは
その人が素晴らしくないのではない。
ただの違いなんだと気付く。
違いに気付くと、
自分が見えてくる。
否定からの肯定。
「あ、自分はそれじゃなくて、これが好きなんだな」
なんとなく自分のやりたい方向で進んできたけれど、
隣の芝生が青く見えたり、
神々しいほど光り輝いている人を見て憧れたり、
自分とは違う方法で上手くやっている人などを見ると、
自分のやり方に疑問や不安を持ってしまう。
ゆらぐ、ゆすぶられる。
けれど、
何かを拒否する自分に会うと、
いさぎよく、すこんと抜ける感じがする。
いらない枝葉をばっさり切ったような、
迷いが無くなる。
知らないことを教えてもらったり、
思い通りにことが進んだり、
人と共感し合えて、
嬉しかったり楽しかったりすること素晴らしいけれど、
「拒否する自分」
というものにも目を向けてみると、
それらと同じくらい視界がクリアになることもある。
そう思うと、
自分が拒否される、ということも、
その人にとっては、いいことなのかな?
嫌われることを恐れてはいけない。
隠れ無頼派。