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東京日誌 vol.3
category: アート・イベント | author: 豆ずきん作家 mame
1月28日 晴れのち曇り。

朝から仕事のIちゃんと朝家を出る。
東京の日常を感じるこの街。
家と家の間から見えた朝日。
白い息を吐きながら、
二人で駅へ向かった。

彼女は横浜方面へ。
私は都心に向かって。
Iちゃんともここでお別れだ。
軽くhugをして先に来た電車に乗ろうと思ったら・・・。


超ラッシュ!!

まさか東京でサラリーマンたちに紛れ込んで
満員電車に乗るとは思わなかった(笑)。
スーツや制服姿の中、
一人場違いなリュックを持った女が一人。
思わずにやついてしまった。

昨日はどこへもいけなかったので
せめて少しは買い物を・・・と思ったけれど、
まだまだ店が開くには早すぎる時間だ。
一人コーヒーを飲みつつ、
音楽を聴いたり、本を読んだりして時間をつぶす。

海外の旅だとこんななんでもない行動さえも
自分が外国人というシチュエーションにわくわくするものだが、
さすがにここは日本。
しかもなじみのチェーン店のコーヒーショップということで
外に出たらもしかして烏丸通り?
なんていう錯覚に陥るほどだ。

新幹線の駅へ向かうにはここからだと
渋谷あたりが一番便利なのかもしれないけれど、
きっと平日でも人はたくさんいて、
また広すぎる街なので迷子になってはいけないと、
ちょっとだけ足をのばして代官山へ行ってみた。

昔々・・・ここで初めてDEPTに入って興奮したっけ。
去年の春にも少しだけ寄った。
きっと街も覚えているだろうと思ったけれど・・・。

う〜ん、なんだかちょっと違うような。

何軒かお店に入ったけれど、
気に入るものがなかなか見つからず。
結局、DEPTとBEAMS BOYで買い物してた。
いつも行ってるやん!と自らつっこみながら(笑)。

ただ、1軒だけとてもかわいい子供服屋をみつけて
少し興奮。
かわいいかわいい姪っ子のために
お土産を買った。
子供服ってなんてかわいいんだろう。
お値段は全然かわいくないけれど(笑)。

それにしても、
東京の街は断然男の子がおしゃれだ。
女の子はそうも思わないけれど、
男の子はまるで雑誌から出てきたような子が多くてびっくりする。
けど、正直おしゃれな男の子は苦手。
お気に入りのTシャツをヨレヨレになっても着てる・・・そんな人がいい。

おなかが減って、
何気なく入ったカフェで遅めのランチをしたが、
びっくりするほど愛想が悪くて、
しかも隣の席の女の人の会話が
あまりにもつまらなくて(別に聞きたくて聞いてたわけじゃないけど・・・)、
ちょっとげんなりする。
笑いに飢えてきてるなぁ・・・と実感。
「毎度」
「おおきに」
「なんでやねん!」
「そなアホな〜」
昨日まで自分もエセ関東弁をしゃべってたくせに、
なんだか無性に関西弁が恋しくなる。

早くかえろ。

電車に飛び乗り、
品川駅で足早にお土産を買って
新幹線に飛び乗った。
のぞみで2時間ちょっと・・・。

京都駅について思わず京都タワーを探してしまう。
あ〜京都だ!!
アタシのHOMETOWN!
大好きな京都!!!

海外へ長期旅行したときでさえ、
こんなに京都を懐かしく思ったことは無かったのに、
2泊3日の東京の旅で
こんなにも京都が愛おしくなるなんて思いもよらなかった。

東京が嫌いなわけではけしてない。
人だって大好きだよ。
けど、東京の友達が自分の街でイキイキしていたように
私もHOMETOWNへ帰ってくるとイキイキするんだ。

京都でやるべきことが私にはたくさんある。
別に京都にいなくても出来るかもしれない。
世界中を回れば、京都より好きな街もあるかもしれない。
けれど、今は・・・ここにいたい。

さて、
京都生まれの豆ずきんたちをたくさん生み出そうか。
これからどんな子たちが生まれてくるかな?

たくさんの友達たちの顔が
豆ずきんになって生まれてくるかもしれないな。

とても楽しみだ。


・・・終わり







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