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検査
category: びょーきのこと | author: 豆ずきん作家 mame
昨日は最高気温37°Cまで上がった京都。今日もえげつなく暑かったけど、区役所に参議院選挙の期日前投票してきましたよー。熱い一票入れてきたぞっ!皆さんも選挙行きましょうね〜。投票率上がるだけでも政治家の人たちは、ピリッとして真面目になるらしいよ(笑)


さてさて、
珍しく一昨日からすぐの更新となりましたが、豆ずきん納品のお知らせじゃなくてすみません。それはまた近々に…。
(あ、けどホホホ座さんとfoo stitchさんには先月納品済みです。ぜひ見にってねー)

話が前後するんですが、先週に受けた検査の事なんぞを少々書きましょかね。

「もはや戦後では無い」
と言ったのは誰だったか知りませんが、私も、
「もはや病後ではない」
と言いたくなるくらい普通の生活を送らせてもらってる今日この頃。
悪性リンパ腫になったのが2010年12月。翌年11月に寛解し(ガンが消えたってこと)、その1年後くらいから肝炎が発症〜悪化してきて、2015年1月に肝移植という大手術を受けました。激動の5年でしたな…棺桶に入って半分以上蓋閉めかけてましたが、必死のパッチで這い出てきまして、現在に至ります。

必死のパッチで生還してきた割には、本当にケロッとしてて、特に大きな問題もなくきてますが、どんなに大丈夫であってもやっぱり定期的に検査はしておいたほうが良いのがガン。ガンには「再発」というやーな言葉がつきまといますから…。ということで久しぶりに受けてきました、PET CT検査。



PET CT検査とは、体内にブドウ糖によく似た成分のお薬を入れて体内に巡らせ、そのお薬が発する微量な放射性物質を撮影するっていう検査。がん細胞は健康な細胞よりもブドウ糖を大量に取り込むので、がん細胞があるとこのお薬を取り込んでばっちり写る、という仕組みでがん細胞を見つけることが出来るわけです。

2010年に悪性リンパ腫の疑いが出たときに初めて撮りました。その時の画像は今でも忘れません。
「あ、死ぬな」と素人でも思うくらい全身真っ黒でした。あれは軽くトラウマです。
その後も何度か撮りましたが、いつも頭の中にその時の画像が浮かんできて、検査を受けるときはドキドキしてしまいます。

血液内科で今回の検査の予約を入れてもらったのが4月でしたから、その時はまだ全然余裕でした。もう5年経ってるし体の症状もないし。何てったって血液検査は毎月してるけど大きく異常なとこはないし。あの時の記憶は消えないものの、こんな調子だからさすがに大丈夫やろと思ってました。

検査の直前、移植外科の検診を受けまして、いつもの通り難なく終わりかなーと思ってたら主治医の先生が、
「手術して1年半が経ったし、そろそろガン検診した方がいいかも。胃カメラとか大腸検査とか…女性やから子宮やマンモグラフィーも。」
なんて言われました。なんで移植外科の先生がそんなこと言うかというと、肝移植した人が一生飲まなくてはいけない免疫抑制剤は、ガンの発症率を上げるんです。手術前からちゃんと説明してもらってたとはいえ、改めて言われるとドキッとしますわな。その上、「高田さんは前歴もあるわけやし…」なんてボソッと言われた日にゃ、あ、やっぱり。人よりなりやすい?そうやんな、うんわかってはいたけどな…。
先生にPET受けると告げると、じゃそっちで診てもらったら大丈夫でしょうとあっさり言われました。
ま、そこはちょっとホッとしましたけど。なんせ私はあらゆる検査の中で一番胃カメラが苦手!あれだけは受けたくない…。
いいタイミングでPET検査あってよかった。

しかしですねぇ、やっぱりそんな話を聞いたら、100%近く安心してた気持ちが若干下降。90%くらいになって、10%くらい不安がよぎってしまいました…。もし見つかったらどうしよう?またあの抗ガン剤治療やるんか?手術するんか?勘弁してくれ、さすがの私ももう嫌や。ああ〜そん風に不安抱えてたら健康な細胞もガンになってまうわーっ!あかーん!わたしぃ〜!!!元気になったわちゃうんかーっ!

と脳内で1人お喋りがひと通り展開されドキドキしてましたが、検査当日になったら持ち前の能天気さを発揮し、ホテルのような病院で1時間半の待ち時間も(飛行機のファーストクラスみたいやなぁ〜)と思いながら海外旅行の夢見つつぐうすか寝て過ごし、検査のでっかいドーム型機械の中では、ひたすらめちゃ小さ〜い塗装ハゲの傷を探しで遊びながら(こんなとこなんで傷出来るかなー?もしかして中で暴れた人とかいるんかな?)と妄想したり、そこそこ楽しんで受けてたのでした。
そこが私のいいところ。PET検査なんて受けない方がいいんやけど、受けるとなったらそこそこ楽しまないと損やわ、と、考えてしまう妙な前向きさ(笑) この性格で数々の難病を乗り越えてきました。


検査結果は後日。
終わってみたら、不思議と不安は消えるもので、もう撮影されて結果は出てるんやからどうしようもないわけで、そんで大変なことなってたらきっと診察日前に連絡があるやろうから、まぁ大丈夫やろうと数日前までのネガティヴな自分はどこへやら。有難くも仕事に追われる日々を過ごしております。


まぁ、たくさんの病気で身体にいっぱい負担かけてきたのは事実やし、検査上は異常なしでも、体のバランスは崩しやすいしすぐお腹痛くなるし、何より5年前よりは加齢も含めて確実に衰えてるわけですから、昔より慎重に生活していかなあかんなぁ〜とは思ってます。この前も母と2人回転寿司行ったら、同じもの食べたのに私だけお腹壊してえらい目にあったしな。夏場のナマモノはやめとこ(泣)。

さて、このブログ。
書く意味あったんかな?笑
こんな話長々と書いてる暇あるなら仕事せぇ!と天からお声が聞こえてきましたのでこの辺で失礼いたします。

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術後1年
category: びょーきのこと | author: 豆ずきん作家 mame
今日は大寒。
その通りの厳しい寒さで始まりました。
青空が見えたと思えば雪雲に覆われ今にも雪が降りそう。ずっと暖冬で過ごしやすい日が続いてたので、やっと冬が来たなぁ〜と実感してます。


去年の今頃。
私はそんなことを感じることも無く、今が朝か夜かさえ分からずにいました。

たくさんのチューブを体に入れ、人工呼吸器の為話すことも飲むことも食べることもできず、身動きも一切できず、痛みを感じさせないために薬で夢うつつの状態にされていました。その夢は人生で一番の恐ろしい悪夢の連続でした。


1月20日私は生体肝移植手術を受けました。午前8:30から始まった肝移植手術は、次の日の朝4時頃までかかったそうです。私の肝臓はひどい状態だったと後から聞きました。取り出した肝臓の写真を見せてもらいましたが、例えれば火を通し過ぎた「肝煮」ようなくすんだ肌色で、「生」感は一切ありませんでした。要するにほとんど機能していない「死んだ」肝臓だったそうです。
ドナーの肝臓は、まるでお豆腐のようにプルプルでとっても綺麗なものだったそうで、それを60%も頂きました。今はもうドナーも私も100%に近い状態まで回復しています。肝臓の再生機能は驚異的です。だから生体肝移植が出来るのですね。ただ生体肝移植は、健康な人間の体を傷つけて行う治療です。患者の心情としては複雑なところもあります。かなりの覚悟を決めてやらないといけないと思います。ありがたいことに私の家族は全員が手術に賛成してくれました。この命は私だけのものじゃないんだな、と感じました。だから私も受けることにしました。
生体肝移植というものには賛否両論あります。同じ様な症状の人がいて、その人に薦められるかと言われたら、正直わかりません。ただ、私は手術前に3ヶ月持たないと言われましたが、今も生きています。それが答えだと思います。


手術から一年経って、すっかり普通の生活を送らせてもらっています。
朝起きてご飯食べて仕事してお風呂はいって寝る、誰もがやってる基本的な生活が出来てます。たまに外へ出かけて買い物したりお茶したり、友達に会って他愛もないお喋りをしたりもしてます。楽しい時もあれば腹立たしい時もあり、嬉しいこともあれば悲しいこともあります。体を壊したことで、元気な人たちとはちょっと違う悩みもあります。仕事を長く休んでいたことで将来への不安も大きくなったし、病気したことで失ったこともたくさんあります。
助かったから全てオーケー!と思えたらいいのだけれど、それとこれとは別で、ただ、病気してなくても泣いたり笑ったりしてただろうし、また違う悩みで眉間にシワ寄せて悩んでたと思うのです。

生きるとはそういうことだろうし、生きていればこそのことだとも思います。


ドナーの肝臓が私のところに来てくれて、1年。移住1年目(笑)の肝臓くんがこれからも快適に過ごせる様、無茶をせず大事にしていかねばと誓う日が1月20日。私の大事な記念日です。
私のほんとの寿命まで、仲良く同居できますように…。




これは去年の3月3日の術後初めて歩いた時の写真です。ガリガリです(笑)


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帯状疱疹
category: びょーきのこと | author: 豆ずきん作家 mame
台風一過の青空が広がる京都です。

こんな日のお散歩はさぞ心地よいだろうなぁと思いつつ、ゴロゴロ寝てます。

はぁ、やっちまった…。

帯状疱疹になってしまいました。

免疫抑制剤を飲んでるから仕方ないにせよ、ここのところ夜更かし気味だったし食事もテキトーな日が何日かあったりして、気をつけなきゃなーと思ってたところでした。

帯状疱疹、思ってた以上に厄介です(泣)。痛い、すごい痛い。
しかしラッキーなことに早期発見出来たので、酷くならずな済みそうです。重症になるとほんとに!大変だそうで入院治療になることもあるそうです。

皆さんがもし罹った時に帯状疱疹を見逃さ無いよう、ここに私の経緯を書き記しておこうと思います。

似たような症状が出たら要注意ですよ!




《金曜日》

朝起きると何となく足に違和感。冷えた時にちょっとダルくなる、あんな感じ。けど歩いたりしても何の支障もないので特に気にせず。この日は友人とランチの約束してたけど、食欲もあったし2人でブラブラ散歩もしたし、特に問題もなく楽しい時間を過ごす。けど夜になると違和感が軽い痛みに。寝たら治るやろと思って何もせず。

《土曜日》

朝起きると足の痛みが増してる。昔もらった湿布を貼るもあまり効いてる感じがしない。歩いててもなんとなく痛い。痺れのような感じもあって、血管かリンパかが詰まってるんかと不安になる。心臓が悪いから血栓は出来やすいし、昔リンパ腫が見つかった最初の症状が、卵巣に出来た腫瘤が足の神経を圧迫して痛みが出たことだった。あの時の痛みと似てる気もする…。やだなー!夜は痛みで寝付けず。痛み止めを飲むものこれまた効いてる気がしない。明日は少しでもマシになってるかも、とかすかな期待。


《日曜日》

朝、明らかに昨日より痛い。湿布を貼りまくる。腫れてないかと鏡で見たり触ったりするけど腫れてる様子はない。熱もないし、体勢とかどこか触ると痛いってわけでもなく、痛みの強弱はあるもののずーっと痛い。痛みとしては足の奥の方に重い痛みがあって、それプラス軽くピリピリと痺れのような痛みがある。打ち身でも疲れでも無さそう。昼間は痛みも軽く夜に悪化する。ラッキーなことに月曜日はいつもの病院受診の日。血液検査してもらうのでそれで異常無かったら、整形外科行くか鍼灸院でも行こうかな。この日も夜はなかなか寝られず。冷やしてみるもあんまり変化なし。精神的に疲れてきた。

《月曜日》
受診に向かう。相変わらず痛みは消えず。むしろ酷くなってる。とにかくこの痛みから解放されたい!
まずは循環器科。足の症状を訴え診てもらう。
「赤い発疹が出てるよ。これが痛いの?」
え?なにそれ?先生に指摘されて自分でも診てみると1センチくらいの赤い発疹が。その時初めて気づく!
もしかしてヘルペスかも!!
先生にも言うと、あ〜なんて感じで、循環器の方が原因じゃなさそうだから、移植外科で診てもらって、と言われる。
で移植外科で診てもらう。金曜日から痛くなってきて、今見たら発疹が出てて…と言うと、ヘルペスだね〜と言われる。ヘルペスはヘルペスでも帯状疱疹の方。以前にヘルペスになったことはあったけど、ここまで痛くはなかった。帯状疱疹、恐るべし。
けど原因がわかるとそれだけで半分治った気分になる。実際この日もその後普通に動けたし。気分も良かったしお薬飲んで塗り薬塗ってたらすぐ治るやろ、と余裕ぶっこいでた。
ただ先生の「1週間くらいは辛いかもね」という言葉だけが少し気になってた。


《火曜日》
痛みは変わらず。この日は血液内科の受診の日。久しぶりの検診に元気いっぱいで行きたかったのに残念。血液内科の先生にも診てもらうと、帯状疱疹やね、と先生からも言われたので、正真正銘の帯状疱疹ですな。ははは…。けどまだまだ初期の段階やしそれで見つかったから良かったね、と。ただ発疹が消えても神経痛だけ残ることもあるしね〜なんて、ボソッと言われて、え??となる。この痛みだけ残るなんて地獄やわ。おそろしや〜どうか綺麗さっぱり消えてちょーだい!夜になってやっぱりまた痛みが強くなる。で塗り薬を塗ろうと足触ると、発疹が増えてるし〜〜〜っ!!!
昨日の先生の言葉が頭で響く…「1週間くらいは辛いかもね」
耐えられるのか、私…?


《水曜日》

朝起きたら昨日より痛い(泣)。火傷したみたいな痛みってネットに書いてあったけど、まさにそんな感じ。上手いこと言うなぁ〜。
今日は用事が何もないので、とにかくダラダラ休もうと心に決めて、堂々とゴロゴロダラダラ。ずっと続けてた散歩も休みやね。



とまぁ、こんなに感じですわ。
なんとかやり過ごして真面目にお薬飲んで治すしかないですな。
しかし、痛みってほんま気力を奪うわ〜。すんなりコテっと寝られるよう早よなりたいです。


帯状疱疹って、水ぼうそうと同じなんですってね。なので、まだ水ぼうそうになったことのない小さなお子ちゃまには移ってしまうので接触禁止ですよー。

と、つらつら日記のように書いてきましたが、足がピリピリ痛んで気になりだしたのでこの辺で…。

早よ治れ〜〜〜!

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5ヶ月
category: びょーきのこと | author: 豆ずきん作家 mame
今日は6月19日。

5ヶ月前の今日の時間、
私は何を思っていたでしょうか。

次の日の朝には、
手術室へ行くんだ。
長時間の大変な手術になる。
私の肝臓は切り取られ、
他人の肝臓が私の中に入れられる。
このずっと悩まされていた体の辛さ、
苦しみから解放される。


そんなことを考えて………はいなかったと思う。
あんまりあれやこれやと考えず、
平常心でいようって思ってた気がする。
全てを先生にお任せするだけで、
あとはただただドナーの手術が無事終わることを祈ってました。

次の日目が覚めて手術台に乗って、
麻酔で意識を失い、
次目覚めたのは21日。
予定より長い19時間の大手術でした。



2015年1月20日、
私は生体肝移植を受けました。

あの頃….
たぶんあの世行きの日取りが神様の予定表に書かれてたであろう私は、
神様に予約のキャンセルを許してもらって、まだこの世にいることが出来ました。

あの世へ行かない代わりに、
手術後のまさしく地獄のような日々がありました。
けれどあくまでも
「のようなもの」
であって本物の地獄じゃないので、
5ヶ月も経てばあの日々が嘘のように、
朝起きてご飯食べて仕事して夜寝る生活を当たり前のように過ごしています。

人間の忘却力は
なんと優秀なことか。



頂いた肝臓は、
着実に大きく育ち、
私の中で毎日せっせと働いてくれてます。順調です。

ただもともと少し弱かった心臓が
手術のダメージで悪化してしまいましたが、
入院するほどでもなく投薬しながら経過観察中。
日常生活にさほど支障はありません。



5ヶ月前の私に声かけてあげたい。

大丈夫やで。
この後ちょっと地獄見るけど、
その先にはアンタが一番望んでた豆ずきん制作再開できるんやで。
ご飯も一人前しっかり食べられるようになるからな。
好きなものを好きなだけ食べられるで!
だから安心しいや。

もしかしたら、
あの時も5ヶ月後の未来の私が励ましてくれてたのかなー?
だからあんなに落ち着いてたのかもしれないなー。



元気になることを夢見てた私の、
その夢の中を今、私は生きてます。

人生って、不思議。


そんなことを思った、
5ヶ月後の私でした。










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検査入院
category: びょーきのこと | author: 豆ずきん作家 mame
もう6月も半ば。
散歩しているとここかしこにいろんな種類の紫陽花が咲いていてとても綺麗です。







紫陽花って好き。
ムシムシと鬱陶しいこの季節を、
あ、梅雨もなかなかいいじゃな〜い♪
って思わせてくれますね。

そしてこれもね。




梅仕事始め。
まずは梅ジュースを仕込みました。
いい色だなぁ〜。


とまぁお散歩したり梅仕事したりしてましたが、
そんな穏やかな日々も小休止。
先週は二泊三日で検査入院したり、
Y*RT2のかなやさんとのコラボ豆ずきんの先行販売があったり(おかげさまで完売しました!)、
いつもとはちょっと違う日々でした。


検査入院は心臓のカテーテル検査で、
足の付け根の静脈と手首の動脈からほっそ〜い管を心臓まで入れまして、
造影剤を注入し動きや血管の詰まりがあるかをみたり、心筋の細胞を採取したりしました。
こうして書くとちょっと怖いなぁと思いますが、まぁ言うても検査やし今までもいろんな検査してきたし大丈夫やろ〜と高を括ってましたけど、
実際始まるときはかなり怖かったです(笑)。
ありゃ手術レベルだよぉ。
あ、だから入院しないといけないのか。

手首は動脈から刺してるので、
終わったあともテープなんかではなく、
空気圧で止血するんです。



これがねぇ、
最初圧がキツくって腕がもげるかと思うくらい痛くなって大変でした!
ほんとはそんな痛くないらしいんですけど、
腕がまだまだガリガリなもんで、
ちょっと人よりキツかったみたい。
ま、圧を抜いてもらったら嘘みたいにすっと痛みは消えましたけどね。
滞りなく検査は無事終了。
結果は後日です。


久しぶりの入院は、
懐かしさもちょっとあり、
けどやっぱり嫌なもんで、
早く帰りたいなぁ〜と思いつつ、
移植外科の病棟に挨拶に行って、
看護師さんたちが元気な姿を喜んでくれて嬉しかったり、
病院と患者の距離感って微妙…。


二泊三日だったら旅行がよかったなぁ。
国内だったら十分楽しめるよなぁ。
今は北の方へ行きたいけど、
大好きな沖縄も捨てがたい。
九州も魅力的だし、
まだ行ったことのない北海道も惹かれる。

と妄想力が働いてきたところで、
みなさんいい夢を!
おやすみなさーい。












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経過報告
category: びょーきのこと | author: 豆ずきん作家 mame
今日から6月です。
夏が始まりました。
猛暑を予感させるような強い日差しです。
山の緑が眩しいなぁ。




本日検診日。

朝9時から採血して検査結果と診察を待ちます。

まずは循環器科から。

まぁ変わらずの数値。
血を固まりにくくするお薬ワーファリンもまぁまぁ効いてるみたいなので、
数量に変更なしとなりました。ほっ。

心臓の動きが悪いから、
心臓の中で血液が澱んで壁に血の塊がへばりつくことがあるんですって。
それが飛ぶと血栓となって梗塞の原因になってしまうので(脳梗塞とか心筋梗塞とかありまっしゃろ、あれね)、
ワーファリンは私にとって大事なお薬。

けど肝臓の働きが良くなると、
本来持ってる止血の為の力が戻ってきて薬効が薄くなってしまうらしく、
なかなか難しいところ。
またまたバランスとりながら様子みながら…ってことになりますねぇ。

何事もバランスですね。

来週には心臓カテーテルの検査で2泊3日の検査入院をします。
心臓の動きが悪い原因がわかれば何かと治療が出来るみたい。
って改めて言われるってことは、
わからんこともあるんかなぁ。
ちゃんと原因わかればええんやけど。

お次は移植外科。

肝移植の方は何も問題なし。
スクスクと順調に大きくなって、血液の流れもバッチリ!

そして、肝炎の方の治療が先週から始まっているのですが、これがねえ…。




めっちゃ!お薬効いてる!!!

もうびっくりの検査結果っ!
なんと正常値やないですかっ!!!

ココ何年もこんな優秀な数値見たことなかったわ。
ほんますごい。
一気にテンション上がりました〜。

嬉しい、
心底めちゃめちゃ嬉しい。
はぁ〜嬉しい!

もらった大切な肝臓くんを苛めたくはなかったのでね。
この肝臓くんとは一生平穏無事に暮らしたいですからね。
あんな大変な思いして私のもとに来てくれたんだから…。


よぉ〜く効いてくれたお薬は、
まだしばらく飲み続けなければいけません。
重い副作用は全然ないけど、
軽いめのちょいうっとおしい感じの副作用は正直あります。
ま、そんなん屁の河童ぢゃ。

いいスタートきれたので、
これからも頑張ります!
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退院!
category: びょーきのこと | author: 豆ずきん作家 mame
ついに!退院の日にちが決まりました!!

明後日、18日の土曜日です。

手術したのが1月20日だから、
ほぼ3ヶ月ですね。
長かったような短かったような…、
いや、長かった(笑)


手術からしばらくの記憶はほとんど無いに等しく、一週間くらいは曖昧で時間感覚はほとんどありません。
集中治療室にいた時間なんて、
たぶん1週間もくらいだったはずですが、
自分の感覚じゃもっと長く居たような気がします。
記憶は曖昧だけど、
ものすごく辛かったって事だけははっきりわかります(苦笑)。



ここに居たんだよなぁ。
大変お世話になりましたm(._.)m
もう二度と戻りませんからね〜。


2月には心不全になったり、
気絶したりして大変でした。
母のいる前で気絶したもんだから、
母は私のその時の顔が軽いトラウマになってるらしい。
スンマセン、寿命縮ませてしまいましたな(苦笑)。


けれど、術後1ヶ月を過ぎた頃から少しずつ楽になってきて、
大きなトラブルもなく(小さなトラブルはあったけど…)、
3月はリハビリ強化月間として、
治療からそちらへ力を入れる毎日になりました。
最初はベッド周りで動くだけだったけれど、コツコツうごいているうちに、
やがて歩けるようになり、
その距離が長くなり、
階段の上り下りが出来るようになり、
階段の階数も増えてきて、
今では歩く速度も少し速くなってきました(まだまだ人並みとはいきませんが)。



この長い廊下を歩いてリハビリしてました。


体力って少しずつだけどコツコツ頑張れば付いてくんだなぁ〜と実感。
根っからのインドア派で文科系ですから、
変な話病気をするまで
体を鍛えたり継続的に運動したりしたことなかった私。

リンパ腫で手足が麻痺しかけた時もリハビリやりましたが、
そちらはあまり体力を使うという感じではなかったので、
今回はより「運動してる」感が強かったですね。
初めての体育会系生活(笑)。
なんちゃって、折り紙ばっかしてる時もあったけどね。



思い返せばいろんなことがあった3ヶ月。
入院生活でいえば半年近くになります。

生体肝移植が出来なかったら、
今こうしてブログ書いてる私はこの世にいませんでした。
移植の話が出てやるかやらないか悩んでた頃、
腹水で大きく腫れ上がったお腹を見ながら、
「やっぱこのままやったら死ぬんやろなぁ、私。」
と妙に冷静に思ってたこともありました。
家族の熱い推薦もあってやることに決めて、
今は本当にやって良かったと思ってます。

体を切り刻んでも、
強い薬を使っても、
私は生きたいという気持ちに従いました。
いろんな意見やアドバイスをもらったし、
選んだ道がパーフェクトかといえばそうじゃないかもしれないし、
どっちが良かったとかいろいろ考え出せばきりがないですけど、
とにかく今は自分が信じた道をいけたので良かったです。



仏教的の話ですと、
「人生なんてもともと辛いことだらけなんやから、その不幸の中でどないして幸せに生きてくか」
ってことだそーですよ。
Eテレの番組で言ってました(笑)。
話逸れますが.
「仏教は心の病院」
であって、心に病みがない人には全く必要ないんだとか。なるほどねー。
私はどーも惹かれるんですが、
あんまり自分でそこまで不幸とも思ってないんだなーこれが。
ま、客観的に見たらジェットコースターみたいな人生で若干可哀想な気もするけどねー(笑)


余談が過ぎましたか。


なにはともあれ、
生きてこの場を去ることの出来る幸せ?
そしてまたスタートラインに立てる喜び☆

豆ずきん作家!再再始動ですよー!

春が終わる前には必ず!

わー!帰ってやることいっぱいやぁ!!











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生還!!!
category: びょーきのこと | author: 豆ずきん作家 mame
ホームページでも書いたように、
21日朝4時頃でしょうか(本人は全く意識なし)、無事手術を終えました。


トータル19時間…お腹の中は癒着が酷く、それを剥がすのに随分苦労したそうです。

とにかく術前の状態はギリギリでした。
初めはK大病院で手術の予定でしたが、
3月まで空きがなくそれでは間に合わないといことで、先生がF大病院に連絡してしてもらうと、たまたまキャンセルが出て1月中に手術してもらえることになりました。
しかしどんどん体力は衰えていくし、毎晩熱はでるし歩けなくなるし、
本来なら手術予定日でも手術できる様な状態では無かったのですが、
これ以上待っていたら命が危ういってことで手術決行!
あぁ、生死の境目ってこういうことなんでしょうか。

手術が終わって3日間くらいは眠り薬を入れられて夢うつつでした。
これが!一番の地獄でしたねぇ…。
見るのは妙にリアルな悪夢ばかり。
何が現実か夢かわからず悪夢に翻弄されて、最後は泣いてました。
口からはチューブが挿管されてたので声を出すことも出来ず、それも辛かった。
あとは手術の傷の痛み、毎日の浣腸の辛さ、そしてしつこく出てくる痰が上手く切れず七転八倒、そのうちパニクってしまいメチャ体力を消耗。そんなことが続きましたが、先生や看護師さんに助けられアドバイスをもらい、今ではその苦しい時間も少しずつですが短くなってきました。
まだまだですけどね。

今は集中治療室を出て、
一般病棟の観察室というところにいます。クリーンルームなんですが今日ベッドの位置を変えてもらい、
出町の橋や北山が窓から見えるようになりました!




この写真じゃよくわからんかな(笑)。



こんなんとか、



こんなんとか、



こんなんとか付いてます。



嬉しいのはご飯が食べられること。
しかもグレープフルーツ以外だったら何食べてもいいよっていってもらえたこと!(グレープフルーツにはとある薬の効き目を悪くする作用があるらしい)
今まで塩分や脂肪分を控えてたから、
いざ何でも食べていいって言われるとわからんもんですな(笑)

とにかく少しずつ亀さんペースで一歩一歩前へ進んでいます。

豆ずきん制作再開も近い!?
いやはや焦らずに…けど必ず再開出来ますから、どうか皆さんもキリンのよう二、首を長〜くして待っていてくれたら嬉しいです!



そばにはこの子がいます。
お茶目やわん?

みなさんにも早くお届けしたいなぁ。
その時にはちょっとしたニュースもおとどけできるかと♪

ではでは!
また元気な時に更新しますねぇ。



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いよいよ明日です
category: びょーきのこと | author: 豆ずきん作家 mame
豆ずきんのブログなのに、
ネタが病気のことばかりでスミマセン…。

いよいよ明日手術です!
いーっぱい説明受けて、
検査もいーっぱいして、
なんとかこの日に辿り着けました。
正直万全の体調ではないみたいですが、
そこはもう先生たちにお任せして、
私はグースカ寝ております(笑)。


12〜13時間の長丁場。
朝9時から始まるので、
もし覚えていてくれたなら、
そっと無事を祈ってやって下さい。

今回の手術。
「生体肝移植」をします。
これは何よりもドナーがいて成り立つこと。

あえて誰かは書きませんが(ドナーの希望です)、
本当に感謝と尊敬です。
私のために、
健康な体にわざわざメスを入れる…。
痛くて苦しいのを承知でドナーになってくれたこと、
一生頭が上がりません。

どうかドナーさんの手術の成功と、
早期回復も祈ってて下さい!


私はしばらく夢うつつの世界へ行きます。メールもブログの更新も出来ません。期間は…3〜5日くらいかと。
これも人それぞれなので何ともいえませんが。


ではでは!
いつも応援有難うございます。
たくさんのアクセス、コメント、嬉しいです。

あ、メールアドは下記の方によろしくです。

yesjohn1974☆yahoo.co.jp
(☆を@に変えて送信下さい)。


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いよいよです。
category: びょーきのこと | author: 豆ずきん作家 mame
お正月休みも終わって、
いきなり賑やかな病院です。

そして私はいよいよお引越し。
いよいよ手術の日が近づいてきました。

お世話になった看護師さんや看護助手さんから、
「頑張ってくださいた」
「元気になられたらまた顔出しにきてね」
など暖かい言葉を頂き、
少し胸が熱くなったり。


小学生の頃から、
ここの病院にお世話になっていたから、
他の病院で入院というのは初めて。
慣れ親しんだところから新しいところへ行くのは、少し緊張しますね。
そして、ちょっぴり寂しいです。

ただ、明日からお世話になる先生がとてもいい方で、説明は上手だし偉そうにしないし、仕事もテキパキとされてる印象だから、信頼できそうな予感。
医者と患者の信頼関係ってとても大切ですから。
ある意味、命を委ねてるところもあるのですから…。


お引越しの前日になって母がダウン。
体は思うように動かないけど、
自分で荷作りしなくちゃどうしようもないなぁ…とカメさんどころかナマケモノレベルの動きで、えっちらおっちら片付けてたのですか、
夕方から妹が来てくれて大助かり!
テキパキと動いてくれて、明日まで使うものを残して、ほぼ荷作り終了!
頼もしい妹がいてくれて有難い限りです。



頂き物たちのちっちゃいもの倶楽部。
しばし実家で待機してもらいましょう。


そしてあっという間に晩御飯。
最後の晩餐!?です。



相変わらずの感じですね(苦笑)。
それでも、今までありがとう。


お正月休みをはさんだせいか、
転院前にやるべき検査を
ぎゅっと2日間でやりました。

胃カメラ、造影CT、マンモグラフィー、検尿に検便、
その間に歯科で悪い歯を抜歯。

あまり得意(!?)でない検査ばかりなので、どっとお疲れ。
特に胃カメラは…もう二度とごめんです。
今やるべき準備は全て完了。
あとは転院先で…なにするんだろ(笑
とにかく、何事も良くなるためだと思ってがんばらねば!


生まれ変わりのための手術。

なんと手術日は新月なんですよね。

新たな私が始まるには、
とてもいい日だな。















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